設立趣旨

芸術であるところの“映像”と“美術”が担っている社会的役割は、その時代における人間の価値観を直視し、より良い価値観として発展させてゆくために必要な『思考』を提供することにあります。
芸術には明確な社会的役割が備わっていましたが、時代とともに宗教や権力から分離して、様々な人間的課題が表現されてきました。
映像メディアとしてのフィルムが登場し、写真や映画を初めとする新しい芸術が生まれましたが、映画が誕生して一世紀を経た今日、デジタルシネマと呼ばれるデジタル技術とI T技術の革新にともなって、制作の現場や上映システムからフィルムが姿を消すに至り、専門家のものと思われていた映画製作や映像作品の送り手に誰もがなれるようになるなど、映画は産業としても大きな分岐点に立たされています。
産業革命が芸術に影響を与えたように、デジタルとI Tの技術革新は、映画産業や映像表現だけでなく、今日の芸術や社会に大きな変革をもたらしています。
本財団は、デジタルシネマ時代における映像芸術の振興に関しての諸問題を研究調査して解決策を提示し、あわせて社会事象に対する “映像” と“美術” の関わりを明確にして芸術が担う本来の役割と必要性を明らかにし、もって我が国の文化向上に寄与することを目的として設立いたします。       2014年5月

私たちが現在、遡って確認できるあらゆる原始文明の時代から、人間にとって芸術は不可欠なものでした。 
生きるために食べることがやっとだった狩猟文明においてすら、数々の美しい洞窟壁画などが残されています。 
私たち人類は結局、芸術や文化なくしては生きられないのだと思います。 
社会が変革するとき、必ず新しい芸術や文化が現れるのも、その証左と言えるのではないでしょうか。 
このように私たちにとってなくてはならない芸術文化活動であるにもかかわらず、現代の日本では資本の集積がなされにくいこともあり、芸術や文化が主役として遇される場面はあまり多くありません。 
しかし一方で「クール・ジャパン」をはじめとする日本の文化を通じたソフトパワーは、確実に国際社会における我が国の地位を高めています。 
財団は、我が国の直面する多くの課題の解決に、映像と芸術、文化をもって寄与しうることがあるのではないか、との思いを持った方々が集まってできました。  
芸術や文化の力を信じる皆様とともに、本財団を通じて、多様性のある、豊かな我が国の未来を創っていきたいと願っております。

役員

名誉会長 石破 茂
会 長  桑田瑞松
総 監  石侍露堂
理 事  岩永米人  丸目卓也  熊川清孝 
     斎藤ようこ 中村祐之
監 事  山田勝重

評議員

村山匡一郎 薄井ゆうじ 荒木泰晴  吉村麻央
荒木真一  米村 武   河村光彦  佐々木昭雄
米村 武  大江夏子  宇沢 章  小林武男  河西雅子

アクセスマップ

Motion Pictures and Art Inc., Foundation

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